今日は、インターネットテレビの話をします。
といっても、ワンセグや地デジチューナー機器の話ではなく、インターネット(IP通信)を介したテレビです。
KeyHoleTV(キーホールテレビ)は、総務省の「次世代P2P型コンテンツ流通高度化技術に関する研究開発」によって開発されたP2Pテレビを受信するためのアプリケーションです。(Wikipediaより)
視聴者用ソフトをダウンロードして、インストール、実行すれば、すぐにテレビを視聴することができます。もちろん、テレビチューナーすら必要ありません。
ということは、地方にいても東京のローカル番組が見れますし、海外からも日本のテレビ番組を見ることができます。
とはいえ、見ることができるという程度で、画質や音質はあまり良くありません。あくまで、テレビチューナーがないときの代替品として考えるとよいでしょう。
どの程度の画質なのかは、
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080130_keyhole/
http://xzzx.blog98.fc2.com/blog-entry-147.html
あたりを見てみるとよいかと思います。
このKeyHoleTVの面白いところは、P2P通信(PCとPCを直接通信させる方式)を使っているところです。
P2Pというと、ファイル交換サービスなどの影響で悪いイメージがついていますが、技術そのものは面白い仕組みです。skype(インターネット電話)や、メッセンジャーサービスなどにも使われています。
放送と通信の融合に好意的・批判的な意見がいろいろ出ていますが、技術が壁を乗り越えてしまってきている現在、規制だけではどうしようもなく、むしろ新しいステージでどのようにビジネスモデルを組み立てるかを真剣に考えなくてはいけない時期なのかもしれませんね。