楽天が、翌日配達サービス「あす楽」を開始しました。
ネーミングが「アスクル」のパクリのような気がしないでもないですが、「わかりやすさ」という点では良いですね。
あす楽は、正午までに購入すればその翌日に配達するサービスです。今まで、生鮮食品などで個別に提供していた商品を1箇所にまとめて、「あす楽」という名前を付けて売り出しているということですね。
物流の効率化の成果として、今まででも実現していたことですから、既に商品数は約5万3000点が対応しているとのことです。
今までもやっていたことを、グループ分けを行い、そこに新しい付加価値を見つけて、新しいサービスとしてPRする、というのは、是非ほかの業態でも真似したいところです。
さて、この「あす楽」ですが、食料品や電化製品などで効果を発揮しそうです。
今、食の安全が問題になっています。安全なものを食べたいし、近所のスーパーでは手に入らないけどより良いものを口にしたい、という欲求が高まっていると思います。明日届くのであれば、ネットで購入したくなりますよね?
また、家電製品、特に蛍光灯やPCパーツなど、すぐに欲しいのだけれど、平日は仕事でなかなか買いに行く暇がない、という人にも最適なのではないでしょうか。
駅近くの商店街、何でも揃うスーパー、すぐ近所のコンビニ、値段が安い(かもしれない)卸売系ネットショップ・・・。選択肢はどんどん広がります。
今後、顧客の消費行動がどう変化していくのか、楽しみでもあり、また事業を行っている立場としては注意深くお客の動向を観察・対応していきたいところです。