GoogleとYahoo!のサイト内検索を比較する

9/10より、Yahoo!でもカスタム検索窓の提供がはじまりました。
Googleでは、以前より提供されていましたよね。

そこで、実際の動作テストも兼ねて、右サイドバーに、GoogleとYahoo!のサイト内検索を並べて用意してみました。

実際に、いろんなキーワードを入力して検索してみてください。動作の違いが確認できるかと思います。

以下、私の感想です。

■Googleカスタム検索(検索向けAdSense)
メリット:
・情報が正確。
・Googleクローラーの特性でもある「速さ」が活かされる。
・検索窓が小さくてクール。
・Google AdSenseと連携して、多少の広告収入が狙える。
デメリット:
・検索結果画面のデザインに手を入れるのはちょっと厄介。
・設定項目の説明などが相変わらず下手。
(開発系中心の会社にはよくあることですが…)

■Yahoo!カスタムサーチ
メリット:
・CSSを知っている人には、デザインが組みやすい。
・検索結果後のデザインも、わりといい感じ。
デメリット:
・頻繁に更新されるブログには向かない。
・埋め込むソースが長くなりがち。
・検索結果が貧相。(ページは存在するのにヒットしないことも)

両者の違いで特に目立つのは、
『クローラー(検索エンジンの情報収集用ロボット)の特性の違い』
『インデックスに対しての考え方の違い』
によるものですね。

まず、Googleは「とにかく、早く、大量に、検索エンジンにヒットさせよう」という考え方なので、クローラーの巡回は頻繁ですし、ページの隅々までインデックス(検索エンジンのデータベースに登録する作業)が行われています。したがって、かなり高確率で、サイト内検索を行っても検索にヒットしてきます。

それに対し、Yahoo!のほうは「価値あるページは大事にしよう。でも、似たような内容を持つページ、または価値が低いと判断したサイトはインデックスから外してしまおう」という考え方なので、せっかくサイト内検索をしても、そのページがヒットしない場合も多々あります。

これは、検索エンジンの方針の違いなので、一概にどちらが良いとは言いにくい部分があります。

ただ、こと「サイト内検索」という意味においては、Google的なインデックス作成の仕方のほうが向いていると言わざるをえません。Yahoo!のカスタムサーチは、まだリリースされたばかりですから、今後の巻き返しに期待したいと思います。

むしろ、Yahoo!カスタムサーチのメリットは、SEOとしての有効性ではないかと…。理由は、おわかりですよね??

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コメント

  1. FCぽん太 より:

    こんにちは!以前、HPの作成やブログの立ち上げ等でご相談させて頂いたものです。いつもブログ読ませてもらっています!ITの技術的なものから、本の紹介、「リグレト」のような息抜き系(?)などなど、非常に有益なものが多く、ネタの仕入れにさせてもらっています!!応援していますので、これからもがんばってください!!

  2. BON より:

    ぽん太さん、お久しぶりです。いつも当ブログを読んで頂いているようでありがとうざいます(^^;)。あまり専門的になりすぎず、楽しく読めるブログにしようと思っています。息抜き系も人気あるんですね。そう言って頂いて嬉しいです。
    たまには専門的なことも書こうとも思っていますが、誰も読んでくれなさそうで…まぁ、折を見て……(苦笑)。。
    ぽん太さんも、お仕事がんばっているようですね。嬉しい限りです。使命に燃えるぽん太さんを私も応援しています!!