図書館からP.F.ドラッカー氏の本を借りてきました。
過去のまとめ集のような扱いである「~の条件」シリーズです。
日本では経営学といえばドラッカーが出てきますね。ドラッカーが好きという人も、嫌いという人もいますが、私はどちらかといえば好きなほうです。(物事の捉え方の前向きさ加減が、いい塩梅なんです。)
とはいえ、改めて「~の条件」シリーズを読んでみると、あまり目新しさは感じません。それより、今一般に言われている社会における企業の役割や、マネジメント、イノベーションについて、いろんな本が述べていることがギュっと詰まった本として読んだほうがいいかもしれません。(ん? 時系列的には逆かな? ドラッカーが書いたことを切り売りして派生本がたくさん出ているのかな?)
「まずは原書を読んでみないとね」という方にオススメです。
時間のない方は、こちらからサラサラ~っと概略を眺めてからでもいいかもしれません。
コメント
はじめまして。
僕も最近大学4年生になってやっとドラッカーの著書経営者の条件とネクストササイエティと仕事の哲学を読んでとても感動しました。
もっと早くから読み始めていればと後悔しつつも残りの大学生活を使って残りの著書ほとんど読もうと考えています。
BONさんはドラッカーの著書から得た知識や教訓を何かプライベートやお仕事で活用されたりしていらっしゃいますか?
是非ともお聞きしたいです。
マルボロ兄さん、はじめまして。
ドラッカーから得た知識を、仕事にどう活用しているかは挙げにくいのですが、「行動指針」として役に立つことは沢山あったように思います。
「継続的に変化(努力)する」「顧客満足を高める」「会社や自分をマネジメントする」というのは、どの業態、どのポジションにおいても当てはまるでしょうし、実のところ、経営者や、NPOの代表者、あるいは小さくても何かのリーダーのような立場になって初めてドラッカーが言っていたことを実感することも多いと思います。
問題はそれを「自分のこと」として当てはめ、考え、[太字]実践できるか[/太字]です。これがとても難しいですね。
「ドラッカーが言っていることは正しいよね」と言うだけなら簡単ですが、それを実践するのは相当な努力や精神力、そして勇気が必要です。
そして、ドラッカーはあまり人間個々が持つ「自分らしさ」については良い名言を残していないように思いますので(ドラッカーの専門分野ではありませんし)、心の平穏と社会参画のバランスをどう保っていくのかが、これからの社会に必要になってくるのではないかと思います。