いよいよ地上波デジタルの「ダビング10」がスタートしました。
決まるまでに、ずいぶんと紆余曲折しましたが、ようやくのスタートです。
「ダビング10」とは、9回まで「コピー」と最後の1回の「ムーブ」ができることを言います。といっても、ピンと来ないひとも多いかもしれませんね(笑)。
今までは「コピーワンス」といって他の機器に1回しかコピーできなかったのですが、この制限が緩くなったと思えばOKです。
これで、様々な機器へのコピーが比較的自由に行えるようになり、メモリーカードや、携帯用HDDプレーヤーなどで、どこでも再生できることが期待できます。
本当のことをいえば、今、テレビ業界は強い危機感を持っていると思います。それは、広告費の伸びの低下が如実に表しています。「いかにして視聴者を増やすか」に番組制作サイドは苦心しているはずです。
今回のダビング10のような話は、著作権や利権も絡んだ複雑な話なのですが、現在の収益と、将来の収益をどう改善していくか、そこが今後本質的に議論すべき点になっていくと思います。