北米において、Yahoo!にGoogleの検索連動型広告を提供するというニュースが流れました。
これは、Microsoft(MSN)がYahoo!買収に乗り出していたのですが、Yahoo!側からの猛反発に遭い、結局合意に至りませんでした。
Microsoft側から見ると最悪な結果になったように思います。逆に、googleとしては漁夫の利を得たような格好です。
日本においてはYahoo!とGoogleは良い勝負をしていると思いますが、北米では違います。
北米では現時点、Google 6割、Yahoo! 2割、msn 1割程度だったと記憶しています。
つまり、2位と3位が合併して1位に対抗しようとしたら、逆に1位と2位が仲良くなってしまって、3位が検索エンジンのシェアで圧倒的な差をつけられる可能性が出てきた、ということになります。
もちろん、反トラスト法(日本における独占禁止法)に抵触しないように、Yahoo!とGoogleは付かず離れずを繰り返すと思われます。
今回の件で、またしてもGoogleの影響力がさらに増したかもしれません。少し怖いくらいです。
日本ではしばらく影響ないかと思いますが、Google AdWords、オーバーチュアの関係性に、何か影響が出てこないか注意深く見ていこうと考えています。