iPadは嗜好品に近づき、Androidは量産品に近づく

iPadの128GB品が2月5日より発売されると発表になりました。

・WiFi版 66,800円
・Cellular版 77,800円

とのこと。

128GBといえば、ノートPCのSSD搭載品と同じ程度の容量です。そんなに容量を使いこなせるかどうかという議論もあるかと思いますが、外出先でのメイン端末と捉えれば、そのくらい容量があって当然となるかもしれません。

これで、Android側が苦戦するかも?、とする記事も出ていました。

iPad 128GBモデルにアンドロイド陣営は苦戦する? – TeachMe iPhone

・・・が、果たして実際そうなるでしょうか?

私は、完全に二極化するのではないかと思います。

1つは、高機能と心地よさを高級端末に求めるユーザー層。
Appleはもちろん、国内メーカーのフラグシップ機もこちらのゾーンになります。
これらの端末を求めるユーザーが多ければ多いほど、高い利益率を享受することができます。

もう1つは、1~2万円台で、安くともそこそこ使える端末を求めるユーザー層。
こちらは主に海外のAndroid陣営が得意とする分野になるはずです。Amazonもこちらに近いです。
単機能でもやりたいことが明確に決まっていて、それを満たすのであれば、何もわざわざ高い端末を買う必要はありません。
また、海外ではこちらの端末が沢山売れるはずです。

したがって、より嗜好品化する端末と、量産品化する端末。つまり、十分な粗利を確保する商売か、シェアを確保して大量にさばく商売か、どちらもここ1~2年は継続するのではないかと思っています。

(さらに将来的には、Appleが低価格端末を出してくるようになると、その業界は成熟期から衰退期に入りはじめ、今のスマートフォンではない次世代の端末カテゴリを巡る動きがスタートしているはずです。)

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