動画コーデックにもオープン化の流れ

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AppleがFlashではなくHTML5を推進しているのはご存じだと思います。
これは表向きには「Flashはバグが多く重たいため」と言われ、本質的には「アプリケーション提供プラットフォームをApp Storeに一極集中させるため」だと噂されていますが、同時に「オープンソース化かつ標準化に向かう流れ」の1つだと私は考えています。

そんな折、Googleが動画規格を1つオープンソース化したという話が流れていました。

グーグルがフリーの動画規格「WebM」発表、主要メーカーが対応を表明

VP8(動画コーデック)もVorbis(音声コーデック)も、ライセンス料がかからない形で提供され、FirefoxやChrome、将来的にはIE9にも対応させていこうという流れになっています。

この件に関してふと疑問に感じたことは、「新たな技術を開発(発明)して、ライセンス料を貰うビジネスは今後も存在することが可能だろうか?」という点です。

利用する側は無料でも、制作者側に費用を負担させて収益を得る仕組みは、今まで技術開発メーカーにとってポピュラーなビジネスだったはずです。
これはソフトウェアメーカーだけでなく、ハードメーカー、例えば、CD/MD、最近ではBluRayにしても作る(量産する)だけでライセンス料が発生する、おいしい構造だったはず。

その流れが少しずつ変わってきているのかな、と感じました。

(複雑な規格の代名詞でもあるHDMIも、ライセンス料の高さが障害になったこともありましたね…。)

それが、例えばGoogleやApple、Microsoftのような会社が突然最高級に使いやすいオープン化された規格を、惜しげもなく提案してきたら、他の技術研究・開発会社はひとたまりもないな、と思うようになりました。
もちろん、技術の優劣、コストの高低だけで、本当に普及するとは限らないのが過去の例をみても明らかではありますが…。

とはいえ、技術を保護し発展させるための権利(ライセンス収益)と、寡占化された大手が利便性を追求する流れ(最終的には自社に利益が転がり込む)、この2つの戦いが今後激化していくのでは…、と予想するようになりました。

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