総務省の「原口ビジョン」について

ようやく政府の税制改正大綱が決まりましたが、その裏で総務省の原口一博大臣の方針が発表されています。

2010年中にICT関連規制を集中見直し,総務相が「原口ビジョン」発表

総務省が公表している公式資料はこちら。

目玉としては、
・2020年時点で4900万世帯すべてがブロードバンド・サービスを利用できることを目標とする。
・デジタル教科書をすべての小中学校全生徒に配備する。
・35万人の高度ICT人材を育成する。
など、いくつかあります。
…が、具体的なプラン(や予算)はこれからでしょうか。

実質、インターネットが必要な人には現在でも十分ISP各社が整備を頑張っていて、かなり行き渡っていると思いますし、教材のデジタル化は生徒だけでなく先生の負担も大きく、その使いこなしが難しく教育現場では課題になっていますし、結局のところ高度にICTを使いこなせる人材を増やしてくしかないと思います。
(ICTにおいては、技術に人が追いつかなくなるのが問題になるでしょう。)

資料の中でもっとも気になったのは、「国民の生産性を3倍に上げる」とありますが、「何を生産したらよいか」が今一番の課題であるのかもしれません。

商品やサービスを考案していくのは、行政ではなく民間です。私たちも考えていこうじゃありませんか。

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コメント

  1. 東内 より:

    http://www.youtube.com/watch?v=iAZCr6canvw

    電子教科書って。こんな感じかななぁ。
    これに双方向機能がついて、先生は生徒毎に「PhotoShopのレイヤー機能」みたいな感じで指示したりとか?
    教科書に落書きしたら先生の方にもばっちり反映(笑)

  2. BON より:

    コンセプトモデルではなくて実際に使用するとなると、バッテリーの持ちの関係からKindleのようなものになるかもしれませんね。
    また、全員に電子教科書の配布となると、自己負担できない家庭も出てくるでしょうから、教育の公平性を考えると「税金から無料配布」ということになるかもしれません。
    もっとも、ハードではなく、インタラクティブに学習できるソフトの充実が何より大事なのかもしれませんが…。
    あ、ちなみに紙の教科書には、紙の教科書なりの良さがあると思いますよ(笑)。

  3. 東内 より:

    >あ、ちなみに紙の教科書には、紙の教科書なりの良さがあると思います

    たしかに、電子教科書でパラパラ漫画アニメは無理!。