ネット上の実名と匿名について

インターネット上のコミュニケーションにおいて、過去何回も議論を繰り返されているものがあります。
その議論が、つい先日も盛り上がっていたということをニュースサイトを見ていて気付きました。

ネット上は匿名?実名? 勝間和代氏 vs ひろゆき氏の“議論”より

という議題です。

結論だけ先にいえば、今回も、

勝間氏「実名利用者が増えるのか、それとも半匿名か完全匿名かは利用者が決めていくことであり、ルールで決めることではないということに私も同意します」

といういつものパターンに落ち着いたようです。

実名派、匿名派の意見は、それぞれ上記リンクでまとめられているので、そちらをご参考ください。

ところで、私の意見としては、

①ネットワークコミュニケーションは匿名性があるからこそ、性別・年齢を超えて気軽に打ち解けたり、また真実が見えてくることもあるので、「すべてを実名にすべきではない」。
②但し、実名を出すことによるメリットを感じる人は、「自分の裁量で実名を出すことは何ら構わない」。
③ネットワーク上の犯罪を助長しないためには、(いざと言うときは)「アクセス元を確実に特定できる体制」を整え、同時に個々人に「ネットワークを利用するマナー」を身につけておくべきである。

という考えです。

実名派が憂慮する「無責任に他人を攻撃する自由を認めるのか否か?」ですが、その攻撃が名誉毀損や犯罪に絡むものであれば(つまり度が過ぎるものであれば)、法的な手続きに則り相手の情報を開示できる仕組みがあれば良いと思います。
既にプロバイダ責任制限法などの法的な整備や、実際に犯罪を助長するようなものがあれば、それを塞ぐように警察も動いていると思います。
警視庁、ネットカフェに本人確認などを義務付ける条例案策定へ

もう一方のマナーについては、以前はネチケット(死語?)と呼ばれ利用者間で一定の合意が成立していましたが、ここまでネットワークが普及してしまうと、碓井教授の言うように「交通安全教育のように学ばせる」必要性があるのかもしれません。

例えがイマイチかもしれませんが、インターネットを「公道」と捉えてみてはいかがでしょうか?
道の往来で、通行人が全員名札を付けて歩いている姿は、現実的ではないです。また、もし必要であれば自分(自社)から名乗って、相手に声をかければ済むことですね。

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