OSを好みで選ぶ時代がやってくるかもしれない

NARTSで受けているITコンサルティングの中で、新しいPCを購入するときのコツを教えてほしいというものがあります。

「事務仕事で使うぶんには、Windows XPと5~7万円程度のデスクトップPCでも十分ですよ。20万円ほど出して最新PCを買う必要はありませんよ。」という話をしていたのですが、このWindows XPも今月末で通常販売は終了することになります。

今後は、Windows Vistaが主流になることは間違いないのですが、それにしてはややハードがオーバースペック気味で、その割に企業が受ける恩恵というのは少ないように感じます。(個人用途では、Vistaで楽しめることはたくさんあるのですが…)

ハードの価格が落ち着いてきたところで、企業でもVistaが本格始動となるわけですが、その頃にはWindows 7という次期OSが目前に迫っている状態かもしれません。(Windows 7は、聞く限りにおいては非常によいOSのようです。)

MicrosoftがOSのリリースに足踏みしている間に、周りの状況は変わってきています。

まず、Mac OS XがBSD UNIXをベースに開発され、非常に安定したOSと、アップルならではUIの素晴らしさによって固定ファンをじわじわ増やしています。またMac上でWindowsのソフトが動くエミュレータの進化に伴い、移行がスムーズになってきています。
また、低価格PCでシェアを伸ばしつつあるLinuxでも、Windowsのソフトをそのまま動かせるWINEの開発が進んできています。
また別視点ですが、インターネットブラウザ上から仮想デスクトップを実現するAPI群が多数出始めています。

こうなってくると、もはや「特定のOSにこだわる理由は何?」と聞かれる時代がやってくるかもしれませんね。
OS同士が個性を出そうと必死に競争を始めることで、新しいアーキテクチャ、新しいUI、新しい使い方が提案されてくることを期待しています。

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