情報のインフラは飽和している

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今日、ケーブルテレビの定期電波検診の日でした。
この日訪れたのは、「マルチメディア工事チーム」という肩書きをもった2人組でした。なぜ2人かというと、1人は新人なので研修中なんだそうです。(ですので、何も作業をせず、もう1人のベテランの作業風景やトークをずっと観察していました。)

ケーブルテレビの電波が正しく送信されいるか定期的にチェックすることは大切なのでしょうが、この作業の真の目的は、『付加的なサービスを売り込むこと』にあると私は常々思っています。
なぜなら、必ず家の中(テレビの置いてあるところまで)に入れてくれるし、テレビ周りやリビングにはその家の人がどんな暮らしをし、どんなことに興味があるのかを直に見ることができ、なおかつ、『その情報をもとに、作業の合間や終わりに自社のサービスを売り込むことができる』からです。

私の家庭の場合、明らかに一般家庭よりPCの数が多いですし、テレビ周りにしても5.1chのオーディオ機器や録画機器など、マニアックな配線になっています。(苦笑)
ですので、私はすかさず、ケーブルテレビの映画専門チャンネルをオススメされましたし、ディスカバリーチャンネルなどの通好みなパンフレットも頂きました。おまけに、「インターネット回線は何ですか? 光ですか? 速度は落ちますがケーブルテレビインターネットもトータルで契約するとこんなに安くなりますよ、今なら初期工事費が無料になりますよ」、などなど自社の付加的サービスのメリットを説明されました。

このとき私の頭の中には、大手量販店の店員のセールストークがデジャヴしていたのは、言うまでもありません。

さて、ここでITコンサルティング、または経営の視点から考えてみます。

まず、強みは「既にエリアごとに顧客をたくさん抱えていること」ですね。そのエリアに引っ越ししてきた人を、新規顧客にすることも比較的簡単そうです。
しかし、電気や水道など人間が生きていくのに必要なライフラインと違って、「情報のインフラには顧客の流出」が起きます。簡単にいうなら、水道を一軒で複数契約する家は殆どないけど、テレビなら、アンテナでもケーブルでも、IP(インターネット動画)でも、最悪ワンセグ(無線)でも、お客は自分の用途に合わせて選べばいい。だからスイッチが起きる。これが脅威ですね。
また、専業でやっている業者と比べると、性能や価格面でのメリットはあまり出せないことが多い。これは弱みですね。
でも、「定期的に他人の家に上がり込むことができる」という機会は、他社にはそうそうあることではありません。これを活かさない手はない!

実際、今日来た作業員の人の話では、これでかなりの契約を取れているようでしたよ。

ですから名刺の肩書きが「マルチメディア工事チーム」なんですね。
正確には、「マルチメディア工事&営業チーム」でしょうか。(笑)

顧客の家の状態にあわせて、顧客満足度の高いサービスを提案できる可能性が、少なからずあるということですよね。(=提案型営業)
正直、一顧客の立場からすれば「鬱陶しいなぁ」と思うこともありますが、さわやかに、顧客のためを思って提案してくれるなら、あまり悪い気はしませんよね。

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